今回は、定番の人気種「桃太郎」さんです。
格好よくて美しく、そして丈夫。両親の良いとこどりをしたような優秀な交配種です。
エケベリアを代表する交配種に成長し、多くのファンを持つ桃太郎の魅力を紹介します。
基本情報
品 名 | Echeveria ‘Momotarou’(桃太郎) |
交配式 | チワワエンシス × リンゼアナ |
来 歴 | 2000年代後半あたりから出回るようになったが詳細は不明 |
語 源 | 詳細は不明だが容姿から連想できる |
タイプ | 同じ親を持つチワワリンゼ、類似した容姿のベアトリスなどがある |
親株情報
チワワリンゼ としても流通しているように、チワワエンシスとリンゼアナを親に持ちます。
チワワエンシスには顔違がいくつかあり、’Ruby Blush’というタイプと桃太郎の区別がつかないという話をよく聞きます。
比較した記事も載せています。
タイプ別比較
桃太郎は、色々な名前で流通しており、しばしば混乱を招いてきました。
チワワリンゼ(’Chihuahua-lindsa’)
桃太郎と同じくチワワエンシスとリンゼアナの交配です。
桃太郎がヨーロッパにわたって名称変更されたのか、同様の交配種が現地で生まれたのか、正確には分かりません。
マリア(’Maria’)
同年代に、 韓国からマリア という名前で入ってきたものに、桃太郎と似ているものがあります。
桃太郎が韓国に入ってマリアになって戻ってきたとも。。
マリアには、桃太郎似より柔らかいフォルムのタイプと、アガボイデスの交配種のマリアが存在します。
シモヤマコロラータ
ティッピー、マリアのあとに韓国から輸入され、コロラータ人気にのって愛好家の間に広がりました。
育てていくと桃太郎にそっくりになります。
意図せず桃太郎コレクションをすることになった愛好家さんたちから、多くの比較記事や流通への疑問の声が出るようになりました。
プリコロラータ
シモヤマコロラータと同年代に韓国から入ってきたものです。
ここまでくると、桃太郎になるかも…と思いながらも、結局コロラータの名前に惹かれて購入する愛好家さんも出てきました。
花を比較しておきます。
似ているといわれる理由がわかりますね。
販売情報
魅力/特徴
桃太郎の魅力は、鋭くとがった爪と、名前が外観の美しさをよく表しているところだと思います。
丸みを帯びたフォルムとピンクに色づいた姿はまさに桃のよう。
それでいて、ただの桃ならず、鋭くとがった爪が太郎らしさを感じさせます。
かわいらしさと強さを兼ね備えた逸品ですね。
育て方のコツ
とても丈夫で一年を通じて育てやすいので、初心者でもトライしやすいです。
とはいえ、油断は禁物です。猛暑やマイナス気温の時は過ごしやすい場所に避難させてあげましょう。
肥料や水を控えめに育てれば、形を崩すことなく育ち、秋から春にかけてきれいに紅葉します。
元気な赤い花を咲かせますが、交配の成功率はあまり高くないかもしれません。
フォトギャラリー
以上、桃太郎の紹介でした。
育てやすくて満足度が高いので、まだ持っていないようでしたら是非育ててみてくださいね!