青いドレスをまとって羽ばたけ!ブルーバードの魅力と育て方【多肉植物・エケベリア交配種】

今回は、「ブルーバード」です。

古くからある人気の交配種。
名前の通り青い鳥のような優雅な姿をしていますが、気を抜くと大変身をしているかもしれません。
そんなブルーバードの魅力を紹介します。

目次

基本情報

品 名Echeveria ‘Blue Bird’(ブルーバード)
交配式コロラータ × デスメチアナ(以前はカンテとサブセシリスの交配とされていた)
来 歴Frank Reinelt(フランク レイネルト)氏によって作出
語 源青い鳥を思わせるブルーの色合いとロゼットの形に由来

親株情報

ブルーバードは、コロラータの肉厚の葉に、デスメチアナのブルーの遺伝子を混ぜたような見た目になっています。
以前はカンテとサブセシリスの交配種といわれていましたが、カンテではここまで肉厚にならないと思われるので、コロラータが親だとすっきりします。

なお、コロラータは、必ずしも画像のタイプが親とは限りません。
colorata, Tapalpaという青白いタイプもあります。

販売情報

広く流通しており、ホームセンターや園芸店などでも入手できることがあります。

魅力/特徴

ブルーバードの魅力は、ブルーの翼を広げて羽ばたいているかのようなロゼット。

ただし、環境によってはこの形をキープすることが難しくなります。
綺麗に翼を広げるためには、十分な日光を与えてあげる必要があります。

さもないと、デスメチアナの本能が騒いできます。
ちょっと目を離しているうちに、変貌を遂げてしまうことに・・・


同じブルーバートとは思えないくらいの変わりよう・・・

デスメチアナの仲間には、プラチナドレス という名前で流通しているエケベリアがあります。
ブルーバードも立派なドレスを着こなせることを証明してくれています。
といっても、肉厚の葉なので、ドレスやスカートというよりは鎧といってもおかしくないくらい固いです。

花は、コロラータと似たタイプの容姿をしています。


カンテとデスメチアナの花は、がくが淡い紫色で薄い粉がかかったような見た目をしています。
ブルーバードはどちらにも似ていないことがわかります。

育て方のコツ

ブルーバードは比較的丈夫で育てやすいです。
日照を好むので、十分な日当たりを確保できるところに置いてあげてください。

ドレス姿を楽しみたい場合は、数日日当たりの悪いところに置くだけで葉が下がり始めます。
一度下がった葉は上を向くことはありません。
よって、元に戻したい場合には、胴切りして仕立て直すことになります。

交配種

ブルーバードを使った交配種は、交配ブームで増えているものの、定番化した交配種は見かけません。
青い色が特徴なので、ブルーの名前が付いたエケベリアの親になっているかもしれませんね。

以上、ブルーバードの紹介でした。

綺麗なロゼットを保つのには環境が大事ですが、ドレス姿もまた見ものです。
どちらの楽しみ方もあるので、見かけたら育ててみませんか?

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