今回は、「アルバの美尼（アルバミニ）」です。
作出者である根岸氏の交配の中でも、沙羅姫牡丹、七福美尼、野薔薇の精、大和美尼などと並んでトップクラスの人気を誇る秀逸な交配種です。
両親の魅力をしっかりと受け継いだアルバの美尼の魅力を紹介します。
目次
基本情報
| 品 名 | Echeveria ‘Alba_no_bini’（アルバの美尼） |
| 交配式 | アルバ × ミニマ |
| 来 歴 | 根岸 利和 氏によって作出 |
| 語 源 | 両親の名前に由来 |
| タイプ | 根岸氏のリストによると、大型と中型タイプを「アルバノビニ」、小型で白っぽいタイプを 「アルバノミニ」というが、「アルバ美尼」／「アルバミニ」として流通していることが多い |
親株情報
アルバの美尼は、名前から連想できる通り、アルバとミニマを親に持ちます。
アルバの葉の質感を生かして、ミニマのコロっとした形にまとまっています。
あわせて読みたい
その名に恥じぬ美しさ！エレガンス の魅力と育て方【多肉植物・エケベリア原種】
今回は、エケベリアの中でも非常に人気の高い「エレガンス」の紹介です。その名の通り、エレガントで美しい見た目に惹かれてエケベリアの沼にハマっていく人も多いはず…
あわせて読みたい
小さな優等生、ミニマの魅力と育て方【多肉植物・エケベリア原種】
今回は、かわいらしい小型種「ミニマ」です。小さいわりに満足度は大きいミニマの魅力について紹介します。 【基本情報】 学 名Echeveria minma（ミニマ）自生地メキシ…
販売情報
アルバの美尼は古くから普及していますが、ホームセンターや園芸店などで扱っていることはまれだと思います。
ネットショップやオークションなどで入手可能です。
魅力／特徴
アルバの美尼の魅力は、エレガンス系の質感や優しい色合いを活かしてコロっとしたロゼットにまとまっているところでしょうか。
まさに両親の良いとこ取りをした交配種です。
紅葉すると、色が薄くなり淡いピンクに色づいてかわいさが増します。
花は他のエレガンス系と同様に、ピンクから黄色に変わる美しいグラデーションをしています。
育て方のコツ
アルバの美尼は、比較的丈夫で育てやすいです。
厚みのある葉にしっかり水を蓄えているので、水やりを忘れてもびくともせず、ギュッと締まった形になります。
よほどの悪条件でない限り、夏場でも形をキープしてくれると思います。
ミニマ交配ではありますが、比較的大きくなり２号ポットを超えるサイズになります。
大きすぎてごつく感じる場合は、肥料や水やりを控えるようにしてください。
あわせて読みたい
【経験者が語る】失敗から学んだエケベリアの育て方を解説
エケベリアは多肉植物なので、毎日水やりをしなくても枯れることはありません。そのため、枯れない程度に育てている分には手間がかからない植物といわれています。され…
交配種
アルバの美尼は、アルバの血を引いているだけに、交配に使うと比較的特徴が引き継がれやすいです。
優しい雰囲気をもった小柄な交配種を作りたいときにぴったりだと思います。
以上、アルバの美尼の紹介でした。
両親の特徴を生かしたかわいらしい交配種です。
比較的丈夫なので、見かけたら育ててみてはいかがでしょうか？
