今回は、「ルンヨニー トップシーターヴィ」です。
原種のルンヨニーから突然変異で生まれました。
葉が反りかえったユニークな形で人気です。
見方によっては違う楽しみ方もできるトップシーターヴィの魅力を紹介します。
目次
基本情報
学 名 | Echeveria runyonii ‘Topsy Turvy’(トップシー ターヴィ/トップシータービー) |
自生地 | 自然界で発生した変異(変種)ではなく、栽培品種のため自生地はない |
語 源 | Topsy Turvyとは「さかさまの、上下逆になった、めちゃくちゃ」といった意味を持つ |
来 歴 | 米国の植物学者 Myron Kimnach 氏によって命名 |
タイプ | トップシーツルビー、トップスプレンダーとしても流通している |
タイプ別比較
Topsy Turvyは、命名者が米国人であるため英語読みで トップシーターヴィ にしています。
トップスプレンダーの由来は不明ですが、古くから園芸店で見かける名前です。安価で広く普及しているためTopsy Turvyより認知されているかもしれません。
販売情報
広く普及しており、ホームセンターや園芸店で入手可能ですが、ネットショップでも安価で入手可能です。
魅力/特徴
トップシーターヴィの魅力は、反り返ったハート型の葉があふれるように出てくるロゼット。
ただ反り返っただけではなく、ハート型に見える楽しみがあります。
中心から湧き出して見えるところに愛情の強さを感じられるかも?
締まった株に仕上げると、よりハートが密接して愛が凝縮しているように見えます。
育て方のコツ
トップシーターヴィは、丈夫で育てやすいです。
仔吹きもしますし葉挿しも成功しやすいので、初心者さんに優しいエケベリアです。
日照不足の状態で長期間放置すると、葉がだらしなく開いたり徒長してしまいます。
凝縮したハート姿に仕立てたい場合は、たっぷり日に当ててください。
【経験者が語る】失敗から学んだエケベリアの育て方を解説
エケベリアは多肉植物なので、毎日水やりをしなくても枯れることはありません。そのため、枯れない程度に育てている分には手間がかからない植物といわれています。され…
交配種
トップシーターヴィは、その独特な葉の形を活かしてさまざまな相手との交配がなされています。
いくつか代表的な交配種を紹介します。
アイリッシュミント(’Irish Mint’)
静夜 × ルンヨニー トップシーターヴィ
Altman Plants の Renee O’Connell 氏による作出です。
静夜の色合いや丸っこいフォルムを残しつつ、トップシーターヴィの葉の特徴を生かした交配種になっています。
- エキゾチック(’Exotic’): ラウイ × トップシーターヴィ
- グリーンスター(’Green Star’): ハムシー/ハルムシー × トップシーターヴィ
- サブトップ(’Subtop’): サブリギダ × トップシーターヴィ
- スワンレイク(’Swan Lake’): トップシーターヴィ × シャビアナ Renee O’Connell氏の交配種 ‘Doppler’からの改名
- ラウトップ(’Lautop’): ラウイ × トップシーターヴィ
- ルンバ(’Rumba’): トップシーターヴィ × アフィニス Sonia Clayton氏による作出